ブックタイトル川崎電線 株式会社<製品カタログ>

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概要

川崎電線 株式会社<製品カタログ>

配線材チューブ電源コードスピーカー信号ケーブル粉体設備資料(規格) PRODUCTSGUIDEKAWA73SAKIELECTRICWIRECO., LTD.各国規格の概要IEC( 国際電気標準会議) 旧来より欧州では、CEE規格を欧州共通の電気安全規格として作成し、各国はこれによって安全試験および認証をしていた。IEC規格は多くがCEE規格を基に作られている。1985年にCEEが欧州域外の国にも参加を認めたので、日本・アメリカなどがメンバーになった。このCEEが1986年にIECの組織内に編入され、IECEEとなって世界共通のIEC規格による認証制度ができた。 現在、IECEEの内部組織であるIECEE-CBに各国認証団体が加盟して、認証制度の合理化を図っている。BSI( イギリス) 1901年に各種技術専門家団体によって国家規格の制定及び普及を行う機関として設立されたEngineering Standards Committeeに端を発し、1931年に現在の名称British Standards Institution(BSI)となった。 BSIは世界最初の国家規格作成機関であり、現在もイギリスにおける安全規格制定機関となっている非営利の独立機関である。その制定規格の多くがIEC、ISOの基になっており、ISO9000シリーズの基となった品質保証規格BS5750はBSIが制定した規格である。もちろん認証機関、試験機関としての役割もある。EN( 欧州規格) EU域内においては、各国の工業規格や安全規格の整合が進められており、CEN(欧州標準化委員会)とCENELEC(欧州電気標準化委員会)がその任を努めている。その統一された規格は欧州整合化規格(Harmonized Standard)と呼ばれ、規格番号の頭にENが付く。ENとはEuropean Norm(欧州規格)の略称。 多くがBS-EN(英国)やDIN-EN(ドイツ)のように自国の規格体系の中にそのまま採用しているか、EN規格をそのまま国家規格として採用している。CSA( カナダ) CSAはCanadian Standards Association)の略称で、カナダ政府の諮問によって設立された民間の非営利検査機関である。その起源は1917年にモントリオールに設けられたカナダ技術規格委員会に由来する。 カナダでは、法律により、火災その他の事故から人命、財産を保護するために、電気機器、電気部品、ガス・石油燃料機器、安全器具などについて、その安全性がCSAに認められたもの以外は、使用・販売が禁止されている。CSAはこれらの部品の安全性の確認のための検査・要求事項としてCSA規格を定めている。 またCSAはアメリカ職業安全衛生管理局(OSHA)から、アメリカ国家試験所(NRTL)として認証を受けており、アメリカの安全規格に従って試験を行うことが可能となり、適合していることが認められればCSAマークにNRTLが付加されたマークの表示をすることができ、アメリカでの使用・販売が認められる。UL( アメリカ合衆国) ULは正式名称をUnderwriters Laboratoriesといい、1894年に合衆国デラウェア州法によって、非営利団体として設立された。その目的は、火災その他の事故から人命、財産を保護するために機械、器具、材料の安全性を確保することにある。そのためULでは機械、器具、材料について種々の試験、研究を行い、その結果としてそれらに関する規格(UL規格)を定めている。このUL規格に合格した商品は、アメリカ合衆国において絶大なる信用を博している。 また、ULはカナダのカナダ規格評議会(SCC)から認証機関及び試験機関として認定を受けており、カナダ全州から公認されている。そのためULにおいてもカナダの安全規格に従って試験を受けることが可能となり、適合していることが認められればC-ULマークの表示をすることができ、カナダでの使用・販売が認められる。