ブックタイトル甲府工業高等学校同窓会誌2015

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概要

甲府工業高等学校同窓会誌2015

当 番 幹 事 担 任 よ り電子科2組担任 穴 見 弘 幸 平成2 7年度同窓会が開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。 私の教員生活の初めての職場であった甲府工業高校に昭和57年4月、再度赴任することになりました。山梨国体が行われたことが関係しての移動であったと思います。その時、受け持った学年の卒業生が今回、同窓会の当番幹事とのこと、「同窓会記念誌に担任として一言書いてもらいたい」との連絡があったときは、一瞬ためらいましたが、私の3 8 年間の教員生活で3年間同じクラスの担任をしたのは、この電子科2組だけだったので、重い筆を執ることにしました。幸なことに数日後に同級生の集まりがあるとのこと、昔を思い出そうと思い、事前に卒業アルバムに目を通しました。懐かしい顔を思い浮かべながらも「はたして今の顔と名前が一致するだろうか?」心配しながら出席しました。 同級生が経営するというお店に十数名が集りました。迎えに来てくれた小沢君は面影が残っていたのですぐに分かりました。連絡をくれた名執君やその場に居た人の名前を思い出せました。皆立派なおじさんに成っていました。東京で独身生活をしているもの、大学を卒業後家の事業を手伝っているもの、店の店長、キャンプ場のオーナー、様々の方面で活躍をしている話に耳を傾けながら頼もしく思いました。詳しい話ができなかった人もいて残念でした。このクラスには甲府工業高校には数少ない女性生徒がいました。学生の頃は弱々しく感じた彼女達も、今はたくましい母親に成長していました。皆、立派な頼もしい社会人に成長した姿を見ると、自分がいかに歳老いたかを感じさせられました。宴席での語らいが、あっという間にすぎてしまいました。楽しかった学園祭の話にも花が咲きました。球技大会でのサッカーの優勝は、電子科始まって以来とのこと、アルバムを見るとサッカー部の真ん中に小泉君が、デンと座っているし、周りに何名か2組の面々が写っています。優勝さもありなんといったところ。「徹夜で作ったクラス旗はどこにいってしまったの?」厳しいお指摘も貰いました。後夜祭、日没を持って点火された仕掛け花火『五葉祭』は今でも目に焼き付いています。掛川君の店の『花火』もこの辺に由来するのかもしれません。 私くしごとですが、退職後約10年は地域のことに携わり、今では孫の登校時の旗ふりをしたり、庭の手入れやゴルフを楽しんだりしています。たまには、居酒屋でお酒を飲みながら甲府工業高校の校歌や応援歌を歌い、周りの工業の卒業生とミニ同窓会を開いています。 終わりになりましたが、当番幹事の方々の、準備から当日の運営に至までのご苦労に感謝しつつ、同窓会に出席し、多くの先生方や卒業生と会えるのを今から楽しみにしています。思 い 出甲府工業高等学校 同窓会総会 2 0 1 5 047