ブックタイトル甲府工業高等学校同窓会誌2015

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概要

甲府工業高等学校同窓会誌2015

電気科1組担任 石 原 昌 美 平成2 7年度同総会総会が盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。 また、当番幹事の皆様にはアベノミクス経済状況下での中、また、多忙な勤務条件の中での大役、ほんとうにご苦労様でした。 今年は地球環境、自然環境の変化の影響が日本全土で発生し、尊い生命と財産が失われ、日本国民にとっては最悪の年であったのではないかと思われます。 社会情勢の中では、人としての心が失われ、安易に大人や子供の生命を奪ってしまう不幸な事件が多く発生しています。人間としての真の生き方が問われる時代となってしまいました。 さて、私にとっては、今回の当番幹事達が甲府工業最後の担任H Rとなります。 3 0数年も経つと遠い過去となり、教え子の顔と、思い出等が鮮明になかなか浮かんでこないことに気づき誠に申し訳なく思いましたが、9月に教え子達と会う機会が出来、酒を酌み交わし、在学中の色々な会話をする中で、徐々に当時の懐かしい思い出が蘇ってきました。 このH Rの生徒達は非常に個性が強く、勉学に励む者、スポーツに若いエネルギーを注ぐ者等々、一生懸命に目標に向って努力する姿が次々と目に浮かんできました。そして、校内のクラス対抗スポーツ大会では、常に優勝するというクラス全員が一丸となって、団結力を色々な場面で発揮してくれました。 そして、一番の自慢は4 0名入学4 0名卒業ということではなかったか。これこそ生徒、教師共に幸福な事だと自負しています。 これら一連の事柄が3 0数年たっても、正に実生活の中で生かされている事を確信しています。本校の信条「技術者となる前に人間となれ」が生かされ、年齢的にベテランの域に達し、企業(自営)内では重責を担う立場にあり、家庭内では子弟の育成に全精力を傾けている姿を思い浮べると、教師としての責任達成と安堵感で一杯です。 これからの日本がどういう方向に向うと「工業技術者」は非常に大事な存在となるはずです。そして、君達が今まで辿ってきた道を更に新しい「心と眼」を持って、工業人として前進してください。 終わりに、甲府工業高校及び同窓会の益々のご発展をお祈り申し上げます。思い出当 番 幹 事 担 任 よ り甲府工業高等学校 同窓会総会 2 0 1 5 045