ブックタイトル甲府工業高等学校同窓会誌2015

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概要

甲府工業高等学校同窓会誌2015

県工会だより県工会 会長 中 村   学(C47) 平成27年度甲府工業高等学校同窓会総会が盛大に開催されますことをお慶び申し上げますとともに、厳しい社会情勢にもかかわらず、諸処の準備をなされた同窓会役員をはじめ当番幹事の皆様のご苦労に心より感謝申し上げます。 私ども県工会は昭和11年の発足以来80年が経過いたしましたが、近年では公務員の定数削減の影響もあり、会員数も昭和54年の220名をピークに年々減少し、平成26年度末で56名となっております。 このような状況ではありますが、県工会としましては、会員相互の結びつきをさらに強め活動するとともに、今までと同様に同窓会事業への協力も惜しまず行って参りたいと考えております。 昨年を振り返りますと、ソチオリンピックでの日本人の活躍や長年の悲願であったリニア中央新幹線の着工決定など明るい話題もありましたが、どうしても土木屋として目がいってしまうのが、広島県八木地区での土石流の発生や御嶽山の噴火による大規模災害であります。 本県においても、首都圏直下型地震や東海地震等の発生が危惧されており、一度大災害が発生しますと、道路は寸断され、山は崩壊し、陸の孤島となり、多くの犠牲者が出る可能性があります。昨今、想定外という言葉が様々な場面で使われており、昨年2月の本県の豪雪も含め各地で異常気象による想定外の災害が発生しております。こうした災害を未然に防ぐとともに「地域住民が、安全・安心に住むことができ、自由で活発な社会生活をおくることができる県土を築いていくこと。」これこそがまさに我々が果たすべき使命であります。そして、有事の時こそ甲府工業を卒業した技術者の誇りと気概を持って、今まで培ってきた力を発揮する必要があると強く感じているところです。 どうか在校生の皆様にも、技術者としての誇りを持って日々精進し、ご活躍頂くことを期待しております。 結びに、同窓会員各位のご健勝と母校のますますのご発展、同窓会の更なるご繁栄を祈念申し上げまして挨拶といたします。 本日は、誠におめでとうございます。県 工 会 だ よ り028 甲府工業高等学校 同窓会総会 2 0 1 5