ブックタイトル甲府工業高等学校同窓会誌2013

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概要

甲府工業高等学校同窓会誌2013

県下工業高校の校長斉平成25年度甲府工業高等学校同窓会総会、懇親会が、当番幹事の方々はじめ関係各位のご努力により、盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます。また、日頃より母校の発展のため物心両面にわたり御支援・御協力を賜り、職員・生徒を代表いたしまして深く感謝申し上げます。さて、千年に一度と言われる東日本大震災から1年9ヶ月が過ぎ、被災された方々が今なお16万人にも及んでいる現状に、改めて震災の怖さを感じるとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げる次第です。今、日本経済は長引く不況の中で、東日本大震災に遭遇し、戦後最大の危機に直面しています。そんな中、今後の日本の復興・発展には産業界の力が必要不可欠であり、工業高校の担うべき役割は計りしれないほど大きく、また、活躍の場は非常に多く存在していると言えます。それらのニーズに応えるべき実践的産業人を育成することが今後の工業高校の大きな使命だと考えます。本校では「質実剛健Ji技術者となる前に人間となれ」を教育の柱とし、「ものづくり教育Ji進学対応Ji部活動の活性化」で全国レベル達成を目指す「スーパー甲府工業構想」の更なる推進を図り、この逆境に耐え得る「知Ji徳Ji体」を持ち合わせた「還しい工業生」の育成を重点項目に置き、その目標達成のため生徒・職員一丸となって日夜文武両面に頑張っているところです。昨年度の成果として第一に挙げるべきは、県下の高校に先駆けて12月12日に就職内定率100%を達成できたことであります。大変厳しい求人状況にもかかわらずこれを実現できたことは、生徒・職員の努力はさることながら、正に伝統の力と同窓生の御支援と御協力の賜と思っております。進学も4年制大学60名をはじめほぽ全員が希望どおりの進路実現ができたことも大きな成果でありましたO一方、生徒会活動では体育局が、県総合体育大会で総合3連覇を成し遂げ、その勢いで多くの部が関東大会やインターハイ・国体に出場し、期待に添う活躍をしてくれましたOまた、野球部も念願の甲子園出場こそ成りませんでしたが、夏の選手権大会決勝まで駒を進め、全国大会ベスト4の東海大甲府を最後まで苦しめる戦いをしてくれましたO 文化局においても、放送部の3年連続全国大会出場、写真部の全国高校総合文化祭において入賞にあたる「読売新聞社賞」受賞、吹奏楽部の関東大会銀賞獲得など顕著な活躍をみせ、各種コンテストにおいても工業生の活躍は目を見張るものがありましたO なかでも傑出しているのは、建築科代表3年生3名が出場した「高校生の建築甲子園」において、全国優勝を成し遂げたことであります。また、電気科の生徒がチャレンジしている第2種電気工事士試験においても、合格率96.2%で、合格率全国一となりましたO しかしながら、唯一の心残りは、同窓生の皆様も大いに期待しておられた甲子園出場が、今一歩のところで果たせなかったことであります。本年度の「工業生」全般の活躍と共に、野球部の甲子園出場を成し遂げるべく、更なる精進を重ねていくよう強く願うものであります。同窓生の皆様方におかれましては、今後も母校への関心をより深めて頂き、一層の御指導・御鞭捷をいただくと共に、御支援・御協力のほうも宜しく御願い致します。最後になりましたが、本会と会員皆様方の御発展と御健康を心から御祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。甲府工業高等学校同窓会総会2013