ブックタイトル甲府工業高等学校同窓会誌2013

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概要

甲府工業高等学校同窓会誌2013

......08入学当初のーコマ昭和58年度クラス代表幹事松木哲昭和56年4月に甲府工業高等学校電子科に入学し、クラス替えもなく、担任の末木克典先生には3年間お世話になった。いろんな意味で個性的な生徒が多く、様々な問題を次から次へと起こすクラスで苦労なさったのではないかと察する。そんな学生時代の一番の思い出は、朝の歌唱指導・応援練習である。本当は一番思い出したくない思い出かもしれない。「甲斐の山脈明けゆく空の・・・」このメロディが流れると、なぜか今でも口ずさんでしまう。私は朝の歌唱指導初日にある理由があり、遅刻をしてしまった。校門を抜け、慌てて教室の方へ走っていった。そして、電子科1組の教室の前に立ち、戸に手を掛けようとした時に中の静けさに不吉な予感がした。I ガラガラッ~J と戸を開けた瞬間、先輩が「前に立って、番号、名前」、「電子科1年1組. . . J、「ちつくっい~J 続いて「校歌、1 番歌えJ。しかし、私はまだうろ覚えだった。結局、前にず、っと立たされ、翌日までに覚えるように指導された(尖った草靴で蹴られた)。その日は家に帰り早々レコードを聴きながら、デカイ声で練習した。お風呂でもトイレでも登下校中にもOあれから早30年、時代は変わり、母校は我々が通った時代の古い校舎から現代風の校舎として塩部の里にそび、え立っているO 通りから見ると何処かの企業のような、大学のようなガラス張りの建物であるO それと同時に、そこに学ぶ生徒、教える先生も現代風になり、昔の教えの厳しさ、思いやり、尊敬する姿勢や謙虚さも薄れているように思うO 我々の学生時代は、特に挨拶や目上の者に対する言葉遣いなどの礼儀作法を厳しく指導された(特に先輩方に) 0 そのおかげで社会人としてやってきた今日まで、先輩達には良く面倒を見て頂いたり、可愛がってもらっているO 仕事の関係では当然のように可愛がられ、多くのことを教えて頂いた。それ以外でも何処かで飲んでいると知らないおじさんから「おまえ工業科か!Jと握手され、その後に「あちらのお客さんからビール5本の差し入れです。」と庖員が・・・。学生時代は、ただただ「怖い先輩」という印象しか持っていなかったが、社会人になってからは「面倒見の良い先輩」という風に変わってきた。そのことは、今回当番幹事として広告協賛金活動をする中でなお一層感じた。私が回って頂いた広告協賛金の9割は起業なさっている先輩方々や同窓生が活躍されている企業よりであるO 本当に助けられた思いでいる。感謝の気持ちでいっぱいである。最後に、平成25年度同窓会総会開催にあたりまして、不安定な社会情勢の中、本同窓会の趣旨をご理解いただき、多くの企業様及び個人の皆様より広告協賛等のご協力を頂きましたことに、心より感謝申し上げます。また、多くの同窓生の皆様ならびに関係者の皆様にも特段のご支援・ご協力を賜りましたことをここに厚く御礼申し上げるとともに、甲府工業高等学校の益々のご繁栄、同窓会会員の皆様の尚一層のご活躍を心からお祈り申し上げます。甲府工業高等学校同窓会総会2013