ブックタイトル甲府工業高等学校同窓会誌2013

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概要

甲府工業高等学校同窓会誌2013

fユザ〈昭和34年度電気科2組卒成瀬昌此の度の三四会は、今までに増して記念すべき集いになりました。人生は時が流れる歴史のほんのーコマを旅するだけですが、石合先生の八と十と八が重なった米寿をお祝いし、古くは稀と言われた古希を我が同士が迎えたことを重ねて祝うことができ、誠に喜ばしい三四会になりました。また、石合先生の長年にわたる教育への貢献を称えた高齢者叙勲の「瑞宝小授章Jが加わり、勲章の披露もあってっきない話題に花が咲きました。始めに司会者の発声により、一足先に旅立たれた斎藤先生と同士11名に黙祷を捧げ、いつものように石合先生の点呼によって開宴しました。乾杯の後、各人の近況報告があり、地域での活動や日々の生活、体調や健康管理などの近況が手に取るように語られ、時間の経つのを忘れるひとときでした。思い起こせば戦後の復興期、希望に満ちた高度経済成長期、繁栄期、そしてバブル崩壊後に訪れた大変革を生き延びてきたわけですが、日本の高度成長が始まった青春まっただ中を甲府工業高校で過ごした3年聞が、我々の原点、と言えるのではないでしょうか。まぶたを閉じれば、叔父さんか、年の離れた兄さんのような若き石合先生の熱のこもった指導、先生をてこずらせた悪ガキどもの姿が思い出され、おつむが白くなったり数が減ったりして老け込んだとは言え、みんな当時の面影を残して振る舞う姿はタイムスリップしてあのころを街併とさせるものでした。最後に、恒例の校歌・応援歌を高らかに歌い上げ、十締め(トウジメ)の後に締めて1本を追加して、先生と我が同士の健康と再会を祈念して締めくくりました。次回は石合先生の卒寿の祝いを約束して会場を後にしました。先生、同士よ、また逢う日までお元気で。米寿を迎えた恩師石合先生と三四会の集い平成24年10月19日於ホテル談露館甲府工業高等学校同窓会総会2013