ブックタイトル甲府工業高等学校同窓会誌2013

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概要

甲府工業高等学校同窓会誌2013

⑪③⑤⑤⑤@@①社会人の第一歩。甲府工業高校五葉会藤原佳也(下H18)平成25年度甲府工業高等学校同窓会が盛大に開催されますことを、心より御慶び申し上げますとともに、同窓会役員をはじめ当番幹事の皆様に心より感謝申し上げます。2011年3月11日、東日本大震災が起きたとき、私は大学の卒業を向かえようとしていました。社会全体に大きな影響を与え、多くの内定者の取り消しがあったなか、私は母校である甲府工業高校へ教職員として戻ってくることができたことに喜びを感じています。私が母校に戻ってきて、早2年という月日が流れましたO 生徒だった頃の3年間を思い出す立派な校舎。汗や涙を流した広いグラウンド。ここで学んだことや、共に成長した仲間たちと過ごした高校生活を今でも鮮明に憶えています。この2年間、周りで指導してくださる先生方や、生徒から数多くの事を学ばせてもらいました。その中でも、去年から野球部の顧問として野球部OBの方々、他校の指導者と多くの関わりを持たせてもらいましたO 夏の大会であと1つ勝てば甲子園出場というところまできて逃した悔しさO 指導者になっての初めての新チーム作りの難しさO相手の監督さんと一緒に食事をさせて頂くだけでも手に汗を握るような経験。私は現役のときマネージャーをやらせてもらっていたのですが、その時とは違う甲府工業高校の野球部でしか経験することができない貴重な体験をさせてもらいました。私が在学していたころの野球部は7年ぶり夏の甲子園、春の甲子園を含め3年連続で出場することができました。この成果は指導していただいていた監督、コーチ、部長、保護者の方々、数多くのスタッフの支えがあってこのような結果を出すことができたのだと思いますO 甲子園入りしても何不自由なく生活や練習が行えたのも、同窓会をはじめとする多くの御協力があってのことだと思っています。今、選手たちは冬の厳しい練習の最中です。手の皮が剥けているなかパットを握り締め全力で振り込んでいたり、心肺機能が追いつかないくらいの走り込みを行ったりと日々の練習に汗を流しています。この厳しい練習を乗り越えてでも目指しているものがあります。夏の甲子園に出場し、あの大きな球場で校歌を歌いたい。選手たちの願いを叶えるために監督を含めた4人の指導者は選手たちと毎日向き合っています。同窓会の御協力があっての野球部だ、と思っていますO その協力に応えられるように指導者、選手一同頑張りますので応援をよろしくお願い申し上げますOまた最後になりましたが、多方面で活躍している甲府工業高校を同窓会の皆様が今後もお力添え下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。甲府工業高等学校同窓会総会2013